ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

過去ログページ

2015年11月02日

書評660 戸松淳矩「終戦のマグノリア」

こんにちは、曹源寺です。

先週は娘の高校に来ている留学生をホームステイサポートしまして、日本語がほとんどしゃべれない人を家に泊めるというかなり無謀なことをしてしまいました。
あっちは英語、こっちはルー語。
でも、ていねいに話していただいたのでだいぶ聞き取ることはできました。こっちはルー語でもある程度通じますね。ルー大柴の偉大さを改めて感じた3日間でした。

ただ、せっかく日本に来ていただいたのに、学校と家の往復が中心になってしまい、碌に東京案内もできなかったのはこちらとしても残念でした。今度来日したときはいろいろ連れて行ってあげたいです。

内容(東京創元社HPより)
巧妙に仕掛けられた数々の伏線が「小さな物語」をとんでもない大きさに成長させる。これぞミステリの王道!――田口久美子(ジュンク堂書店)
鎌倉の豪邸に住む資産家・竹宮家の書庫から発見された、『木蓮文書(マグノリア・ドキュメント)』。当主の娘である菜々花に依頼され、従兄の恭一が文書を読み解いていくと、第2次世界大戦中の昭和19年、海軍和平派と大学教授らが企てた終戦工作をめぐる内容だと判明する。
しかし、文書の解読と前後して、竹宮家の周辺では不審な出来事が相次ぐ。全ては『木蓮文書』を狙ったものなのか? やがて、事態は思いがけない方向へ……。文書に隠された秘密とは?
日本推理作家協会賞受賞作家による、圧巻の長編ミステリ!


曹源寺評価★★★★★
この戸松淳矩(あつのり)センセーの著作は初めてでした。日本推理作家協会賞受賞作家という肩書き、そして、東京創元社の単行本で単独の広告を週刊誌に掲載していた作品、とくればその本はだいたいハズレなしと思って良いかなあと思っていました。
読後の率直な感想は「うーん、なんだかなぁ」でした。一所懸命読んでもストーリーがなかなか頭に入ってこないのは自分の脳みその働きが悪いということにしても、変に細かな描写がストーリー展開を邪魔するという点は否めないかなあと思います。また、登場人物の誰に感情移入すれば良いのか、誰を中心に話を読み進めていけば良いのか、この辺が何とも中途半端な印象です。
ストーリーは戦中の学者と海軍和平派による終戦工作を小説仕立てにした「木蓮文書」と、その文書が見つかった鎌倉の竹宮家におけるやりとりで構成されています。なぜ木蓮文書は英語で書き連ねられていたのか、とか、途中の巻が見当たらないのはなぜか、とか、細かな謎がありますが、

最後に明かされた真実が大きすぎて

全部すっ飛びますね。この真相を当てることができた人はおそらく皆無(言い過ぎ)なのではないかと思います。(以下、ちょいとネタバレ)

でけえ、でかすぎ。とだけ言っておこうかと。
本作はおそらく、頭の良い人か本当のミステリ好きならぱっと理解するのかもしれませんが、自分のような凡夫にはちょっと敷居が高かったのかもしれません。
もしかしたら、2度、3度読み返せば「おぉ!」(茂木健一郎的に言うと『アハ体験』みたいな)となるのかもしれませんが、読み返すほど熱心にはなれませんでしたorz





いつもご覧いただき、ありがとうございます。
たまにはクリックしていただけるとうれしいです。
banner2[1].gif

posted by 曹源寺 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
最近の記事
カテゴリ
過去ログ
検索
 
最近のコメント
タグクラウド
<< 2015年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
リンク集