ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

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2017年02月07日

書評779 歌野晶午「Dの殺人事件 まことに恐ろしきは」

こんにちは、曹源寺です。

この時期は高校受験の真っ最中ですね。我が家も3年前は大変でした。そういえば3年前は東京でも大雪が降って、交通機関が大幅にマヒしたのを思い出します。家から脱出するのにも一苦労だったくらいの大雪でしたので、さすがに受験は中止だったり延期になったりしました。我が家では娘が私立高校の2次試験でしたが、中止になったおかげで(?)無事合格しました。
春からは大学生ですよ。早いものですね。

さて、その受験ですが、東京では高校受験のほうがお得なのか、あるいは中学受験のほうが後々有利なのか、といった命題があります。資金的な余裕があれば後者なのかもしれませんが、いまや公立高校は無償化の時代ですから一般家庭では教育費の負担は少ないほうが良いでしょう。

個人的感想ですが、将来的にMARCH以上の私立大学を狙うなら附属高校はありだと思います。大学の附属中学もけっこうありますが、高校より門戸は狭いです。我が家は高校受験でリベンジして、中学で落ちたところを全部合格しました。特待生で入学金免除というところもありました。
高校生活も附属だといろいろなことをやります。英語のプレゼンテーションや短期留学、卒業論文なんかもあります。TOEICも取らされました。赤点が続けば留年もあります。一昔前は「附属はバカ」というレッテル張りをされることもありましたが、いまは「ちょっとおバカではあるが、受験勉強だけやってきた奴よりは経験値が高い」と思います。

国公立大学狙いだと、中学高校の5年で通常の6年間のプログラムを終えて、あとの1年を受験対策に費やすくらいのことをする私立高校もありますので、高校からそういったところに入るのは後で苦労することがありますね。大学受験の面倒見が良い高校は相変わらず人気が高いです。しかし、高校の授業だけではダメみたいで、結局進学塾に行ったりするわけで、私立の中高一貫校+進学塾で一体授業料はいくらになるのか、、、親にしてみれば子どもが幸せになれるならと思って頑張りますが、本人のやる気がくっついてこなければ無駄な投資になるのが教育費です。博打だとは思いたくありませんが、難しいものですね。


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内容(KADOKAWA HPより)
トリックと幻想は紙一重。ミステリの鬼才×乱歩、驚愕のミステリ短編集!
歌野晶午×江戸川乱歩――貴方を「非日常の興奮」に導く、超ミステリが誕生!
『葉桜の季節に君を想うということ』の異才が、刺激的なサプライズと最新テクノロジーで現代に蘇らせる乱歩ミステリ集!
カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。
その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向いの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。
その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた――(表題作)。
「人間椅子」「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「人でなしの恋」「二銭銅貨」……サプライズ・ミステリの名手が、新たな魅力を吹き込む!
もくじ
「椅子? 人間!」
「スマホと旅する男」
「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」
「「お勢登場」を読んだ男」
「赤い部屋はいかにリフォームされたか?」
「陰獣幻戯」
「人でなしの恋からはじまる物語」


曹源寺評価★★★★★
歌野センセー、久しぶりでした。最近は技巧に走りすぎていないかと評されることも多い歌野センセーですが、全然そんなことは思っていなくて、とても読みやすいし展開も驚きが多くて好きです。後味の悪い作品が多いのがちょっと残念なくらいで。
さて本書は短編集ですが、上記HPの紹介文のように、あの江戸川乱歩センセーの作品をオマージュしたと思われるタイトル7作品が収録されております。
いずれも江戸川作品のタイトルから持ってきたのが一発で分かるのと、乱歩の作風をどことなく感じられるところが歌野センセーのテクニックだなぁと思わせてくれます。
我が家には母親から譲り受けた「江戸川乱歩全集」15巻が揃っていて、大学時代にチャレンジしたのですが、著名な作品をいくつか読んだだけで挫折してしまいました。以来、書棚に眠ったままの状態です。
7作品のなかにはドキッとさせられる展開もあれば、ムナクソ悪いラストの作品、なるほどこれはキツイという作品などがあります。個人的には「スマホと旅する男」の不思議なお話や、表題作「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」の後味の悪さなどが良かったです。表題作は

こんな小学生いねえよ

というツッコミを無視して読み進めてほしいです。





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posted by 曹源寺 at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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