版元ももう少しスケジュールに気を配ってくれよ〜。修正を指示したページももう一回確認しないと大変なことになっているぞ〜。こんなんで書店に出したら恥ずかしいぞ〜。
編集プロダクションもあまり変なライター使うなよ〜。どっかの新聞記事を薄めたような内容を書いてきたヤツがいたぞ〜。これにはちょっと怒った(#゚Д゚)ゴルア!
ウチの会社は品位を大事にする(しすぎる)から格調の高い文章でないとアカンのですよ。どこの誰に聞いたか分からん話を形容詞だらけにして無理やり膨らませたような文章だと、一発で分かっちゃうんですよ。もっと一次ソースを大事にしてください。そして、事実に基づいて話を構築してください。
頼みます。
内容(講談社HPより)
死んだ女のことを教えてくれないか――
無礼な男が突然現れ、私に尋ねる。
私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。
問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、
晒け出される業、
浮かび上がる剥き出しの真実・・・・・・。
人は何のために生きるのか。
この世に不思議なことなど何もない。
ただ一つあるとすれば、それは――
曹源寺評価★★★★★
京極作品は読むのに疲れるので敬遠していましたので、「魍魎の函」以来ですわ。いや、「鉄鼠の檻」以来だったか。いやまあ、どっちでもいいんですが。
しかしまあ、本書は自分の中の固定観念がいろいろな意味で覆されました。
ひとつは、京極作品にも一気読みできる作品があったということですね。会話が中心なのでとても読みやすいです。
もうひとつは、この謎の青年ケンヤが指摘する人間の本質というか、人の心の暗部というか、グサッとくるセリフに「人と人とのかかわり」のあり方みたいなことを教えられる、そんな感じを受けました。
読了したあとに考えてみると、このケンヤという主人公は「心理カウンセラー」のようであります。その人の本音を聞きだすのがあまりにもうまい。うますぎる。カウンセラーは相手を納得させるために、あえて相手にしゃべらせるという手法を使いますが、ケンヤはいい突っ込みをすることで相手の本音を引き出しています。
相手を怒らせたり泣かせたり、最後は呆然とさせて立ち去る、ってな感じでカウンセラーというよりはむしろ哲学論議で絶対的に強かったあのソクラテスのようでもあります。「無知の知」を引っさげているところなどは
まさにソクラテス。
「いや、俺って勉強もできないし、よくわかんねえっすよ」とか平気で言うから相手も困るわけで、「でも良く分かんねけど、つまりこういうこと?」と言って実は的確に相手の急所を突いているというところなどは、何こいつ最強じゃん、みたいな感じです。
そして最後のドンデン返し(というほどのことでもないかもしれんが)が待ち受けているというのも、京極作品ならではのうまさを感じさせます。
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