ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2012年01月10日

書評359 貴志祐介「鍵のかかった部屋」

食べログのやらせ問題に端を発した「ステマ」なる単語が飛び交う今日この頃ですが、ステルスマーケティングなどとエラそうなことを言っても、ネットでの口コミなんてもうずっと前からみんなやっていることじゃないですか。Amazonの評価だってそうだし、「@コスメ」を運営するアイスタイルなんて会社は化粧品の口コミだけで会社が成り立っているんですから。
ましてや、このブログだってステマといえばステマかもしれないですね。疑いだしたら切りがありません。
いや別に、やらせの片棒を担ぐつもりは毛頭ありませんが、ネットでの風評だの何だのなんてえのはそれこそいつも言っているように「リテラシー」をもって臨まないと、それこそいいように毟り取られるだけだということですね。


内容(角川書店HPより)
著者がしかけた4つの超絶密室トリック、貴方は解くことができるか!?
防犯コンサルタント(本職は泥棒?)・榎本と弁護士・純子のコンビが、4つの超絶密室トリックに挑む。表題作ほか「佇む男」「歪んだ箱」「密室劇場」を収録。防犯探偵・榎本シリーズ、待望の最新刊登場!






曹源寺評価★★★★
貴志祐介氏といえばホラーですが、この防犯探偵榎本径シリーズは本格ミステリに挑んだ作品としてそれなりに評価されているようですね。一部には酷評もあるようですが。自分としては、よくもまあこんなトリックを考え付くもんだなあと半ば呆れるような感心するような気分ですが、いわゆる密室ものというのは得てしてこんな奇天烈なトリックに満たされているようですね。
本書もさまざまな仕掛けで密室づくりがなされていますが、実現可能性としてはどうなんでしょう?表題の「鍵のかかった部屋」のトリックは本当に可能なんでしょうか?誰かに教えて欲しいです。
本書は密室トリックとその解決にかなりのページを割いているため、本来の主人公である榎本の人となりの描写(泥棒みたいな、とか、胡散臭い、とかで終始している)があまりなくてやや消化不良の感がなきにしもあらずですが、それを差し引いても密室の謎解きとしては

まだこの手法が残されていたのか〜

という驚きに包まれること請け合いです。
とはいっても、自分は密室ものにそれほど精通しているわけではありません。。。エラそうなことを言ってスンマセン。。。








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posted by 曹源寺 at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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