ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2014年02月12日

書評510 佐々木譲「代官山コールドケース」

先日の雪はすごかったっすな〜。40年以上生きてきて一番すごかったと思いますわ。土曜日で本当に良かった(土曜日出勤の方には申し訳ないす)。
高校・大学受験がピークを迎えようとしています。受験生のみなさま、体調管理を万全にして望んでくださいね。体調を崩して本来の力が発揮できませんでした!というのが一番悔いの残ることではないかと思います。
悔いが残るといえばオリンピックでしょうか。日本はここまで金メダルゼロですが、メダルとそれ以下の差というのは実力だけではないなあと、ジャンプ競技やスノボ競技を見て思いますね。運を味方につけるというか、勝利の女神を微笑ませる何かというか、なんだかそんな目に見えない何かが本当に存在していて、それをいかに自分のものにするのか、が紙一枚の差を生むのではないかと本当に思ってしまいますわい。

内容(文藝春秋HPより)
川崎で起きた殺人事件の現場に遺されたDNAが指し示すのは、十八年前に代官山で起きたカフェ店員殺人事件の“冤罪”の可能性……。公訴時効撤廃を受け、再捜査の対象となった難事件に、特命捜査対策室のエース・水戸部をはじめとした刑事たちが挑んでいく警察小説新シリーズの第二弾です。あの街にまだ緑深き同潤会アパートがあったころ、少女の夢と希望を踏みにじった犯人の痕跡が徐々に浮かび上がっていくさまは、まさに警察小説、捜査小説の白眉。刑事たちの息遣いが胸に響く、傑作長編ミステリです。






曹源寺評価★★★★★
本作は「週刊文春」に連載していたときに、各号の記事を切り抜いておいて、終わったらまとめて一気読みしようかと思っていたのですが、途中の号を紛失してしまい、、、結局単行本で読んだでござる。。。
水戸部刑事が活躍する「地層捜査」シリーズの第2弾です。前作も良かったですが、水戸部がパワーアップして戻ってきましたので、なんだかとても頼もしい感じです。
18年前の事件を掘り起こし、わずか2日間で解決というすばらしいスピード感。当時の捜査関係者に偶然出会ったり、当時のカフェが残っていたりといった

たいそうなご都合主義はおいといて

ベテランの女刑事とタッグを組んで聞き込み、聞き込み、また聞き込みと、関係者の聴取が延々と続きます。普通の作者ならあっという間に飽きてしまうであろうこの展開も、佐々木センセーにかかってはあら不思議、息もつかせぬ展開に早変わりですよ。なんでしょうね、この違いは。。。科捜研の仲間や別の事件の捜査なども織り交ぜてありますが、読む方を飽きさせない抜群の構成力には他者の真似できないなにかを感じざるを得ません。
そこに、バブル崩壊後の代官山という昔話が振りかけられていてはたまりませんね。地道な捜査に地道な犯人逮捕。警察小説には余計な装飾はいらない。まさに王道を行く大御所の作品です。








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posted by 曹源寺 at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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