ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2014年03月27日

書評520 倉山満「嘘だらけの日米近現代史」

先日、ちょっとだけ話題になっていたのが「女性の有効活用」という政府の検討課題なんですが、そもそも「有効活用」って何だ?女性は資源か?いままで活用されていなかったとでも言うのか?言い回しが男性の自分でさえもちょっと気に入らないですね。
労働人口が圧倒的に不足するという試算は分かるのですが、だったら女性を社会に解き放つのではなく、子育てしやすい社会にして人口ピラミッドの歪みを是正するほうが優先的ではなかろうかと思います。
配偶者控除の廃止と世帯控除の新設は子供を多く抱える世帯に恩恵が多いので賛成です。これなら控除の壁で働くことを躊躇する女性が減りますね。これと「保育施設を作った企業に減税」とか「公認ベビーシッター制度の新設」とか「幼保一体のさらなる推進」とかいろいろやっていけば、子育てしやすい社会は実現できると思うのですがどうなんでしょう。ふつうにコンサルティング会社がやっているような問題解決のツリーでも作ってみれば、やるべきことはかなり明確になるのではないでしょうかね。


内容(扶桑社HPより)
「日本人が信じている教科書的アメリカ史」は嘘だらけだった……。日米近現代史の真実を知ることでアメリカ・コンプレックスを払拭し、正しい歴史認識を提示する。






曹源寺評価★★★★
新書読むのが本当に久しぶりになってしまった。。。
最近、頭角を現している中央大学文学部の倉山准教授の新書を書店店頭で目にする機会が増えてきましたので、ちょっと読んでみましたよ。
歯に衣着せぬ物言いとはまさにこのこと!と言わんばかりの、

およそ憲政史学者さまとは思えない

書きっぷりには恐れ入りました。
我々が持っている固定観念の一部は間違いなく本書で崩壊しますね。少なくとも、ワシントン、ケネディ、クリントンの各大統領に対する見方は間違いなく変わります(まあ、米国でも民主党がクソだというのは分かっていましたが、これほどまでとは〜)。
文章は平易で読みやすいのですが、たまに学者らしくない物言いが見受けられるのはご愛嬌と言ったところでしょうか(「悪魔の証明」を逆説的に求めているところなどがあったりして、オイオイオイと思わずにはいられないのですが)。その意味では、もう少しロジックをガチガチにかませないといろいろな方面から攻撃されてしまうのではないかとちょっと心配しました。何と言っても、いまや歴史は「史実」と「願望」と「捏造」「ファンタジー」が入り混じっていて、一部の歴史ではどれが本当のことなのか分からなくなっていますからね。
ほかの新書も読んでみようかと思いました。








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posted by 曹源寺 at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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