ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2014年09月08日

書評555 新野剛志「あぽわずらい あぽやん3」

こんにちは曹源寺です。
世間は錦織一色に染まりましたね〜
まさか、こんなに早く4大大会(全仏、全英、全米、全豪)のファイナルに日本人が登場するとは思ってもいなかったですわい。おそらくはほとんどの日本人がそう思っていたのではないでしょうか。

「錦織はたぶん世界ランク一桁には入るだろう。だけど「人外」の4人が活躍している間は4大大会のベスト4には残れないんじゃないか」

こんなイメージです。
人外とはもちろん、フェデラー、ジョコビッチ、ナダル、マレーの4人です。まあ、そこにワウリンカとかが入りそうになってきて、そろそろ次世代のメンツも見えてきたかなぁと思っていましたが、まさかそこに錦織選手が入ってくるとは!
さあ、9日朝は世紀の瞬間を見なければなりませぬ。見逃せないですね。

内容(文藝春秋HPより)
なんだって、あの遠藤が出社拒否!?――航空業界の低迷に親会社の危機。人員削減の重圧とエリート出向社員の思惑に翻弄され、人のいい遠藤が遂に、折れた。感動の空港物語。
航空業界に吹き荒れる逆風のなか、遠藤たち空港で働く大航ツーリストの現場にも人員削減の圧力がかかってきた。あと三か月後には成田空港所が閉まり、グランドホステス業務は大航エアポートサービスに委託される。その時点で半数がリストラされてしまうのだ。本社出向組のカスタマー事業部部長の星名は、感じよく丁寧に理詰めで苦境を乗り切ろうと何かと遠藤にも声を掛けるのだが――。OGの復帰とセンディング業務で立て続くミス、これはいったい何が原因なのか。「常にお客様のため」にトラブルを奇跡的に解決させてきたスタッフたちの奮闘に胸が熱くなる連作短編。





曹源寺評価★★★★★
TVドラマ化もされた「あぽやんシリーズ」の第3弾です。
大航ツーリスト空港営業所を舞台に繰り広げられる人間模様ですが、サービス業なだけあってネタは尽きませんね。今回は主人公の遠藤が心の病になって出社できなくなってしまうという、小説としてはありえない設定から始まります。親会社の大航が会社更生法(もうみてもJALとJALパックの間柄ですが)を申請し、大航ツーリストにもリストラの波がやってくるということで、サービスを削減しようとする会社と、サービスこそ会社の生命線とばかりにこれに歯向かう遠藤が対立します。
結局、遠藤はちょっとしたことから心が折れてしまい、休職となるわけですが、ここからは遠藤の周囲の人々のエピソードが続きます。
正直、

主人公がいなくても小説は成立するんだ

ということがわかったのは収穫ですね。こういう手法はあまりお目にかかれなかったのである意味新鮮でした。
まあ、最後はいつものようにちょっとしたハッピーエンドで終わるので、安心して読めたのも大きいです。ただ(以下、ネタバレ)遠藤はあぽやんではなくなってしまうようですので、このシリーズはもう終わりでしょうかね。







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posted by 曹源寺 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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