ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2016年03月04日

書評693 若竹七海「さよならの手口」

こんにちは、曹源寺です。

タブレット端末が壊れて3週間、不便な日々が続きましたが、ようやくリカバリーしました。LTEカードの再発行と端末の買い替えで対応したので思わぬ出費です。
でも、MVNOの格安LTEでタブレットを動かして、電話はガラケーのまま、というスタイルはもしかしたら最強なのではないかと思っています。
両方合計しても月々5,000円かかりませんし、MNPではないのでキャリアのメアドを変更する必要もありません。スマホの小さな画面でインターネットを駆使しても見づらいだけで、タブレットのほうが老眼の自分には良く見えます。
ゲーム動画をバンバン見るわけではないので通信速度も気になりません。もうこのスタイルからは戻れなさそうです。

ただ、今回のタブレットは8インチなので前回の7インチよりもちょっとだけ持ちにくいです。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

内容(文藝春秋HPより)
仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた!
探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。入院した病院で同室の元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。当時娘を調査した探偵は失踪していた――。


曹源寺評価★★★★
探偵葉村晶シリーズの最新刊ということで待ち望んでいた人が多かったみたいです。それにしても「悪いうさぎ」以来13年ぶりというのはある意味読者を裏切っていると言っても良いのではないかと思いますが、シリーズが10年くらい空くのはもう当たり前の時代になっているんですかね。それにしても13年ぶりの書き下ろしが文庫だなんて、

文春もえげつないことしますわ

さて本書は、一度は探偵を辞めて書店アルバイトとして働く最中に、ひょんなことから探偵を引き受ける羽目になった主人公葉村のドタバタと活躍を描いた作品です。とひとくちに言っても、単なる失踪人探しではなく、20年前の失踪人であり、当時の探偵も失踪していたことから話は大きく振れ始めます。さらに、シェアハウスに同居することになった相手を警察が監視していたこと、その警察から監視の協力を依頼されること、失踪の鍵を握る人物が見つかってからのゴタゴタ、、、

もうなんだか盛りだくさんでおなかいっぱいです

よくもまあこんなに詰め込んでストーリーが破綻しないなあ、と素直に感心します。全部回収していますからね、これ。サブストーリーだけでも別に一本くらい書けそうです。
それに、前作を読んでいなくてもついていけないことはありません。主人公の運のよさ(というか悪さ)にも楽しめるし、強いわけでも超能力があるわけでもないのにズバリ核心に突き進んでいく行動力と、物事の真理を見極める頭のよさを感じることができる台詞回しなどは若竹センセーならではの味なのかもしれません。
ですから、よくよく考えると本書はすごくよくできているなあと思います。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

いつもご覧いただき、ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。
banner2[1].gif
posted by 曹源寺 at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
最近の記事
カテゴリ
過去ログ
検索
 
最近のコメント
書評802 呉勝浩「白い衝動」 by 本が好き!運営担当 (05/17)
書評785 東野圭吾「人魚の眠る家」 by 藍色 (04/05)
書評754 佐藤弘幸「税金亡命」 by 曹源寺 (02/01)
書評777 垣根涼介「室町無頼」 by 本が好き!運営担当 (02/01)
書評754 佐藤弘幸「税金亡命」 by 佐藤弘幸 (11/17)
タグクラウド
<< 2017年11月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
リンク集