ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2016年03月22日

書評698 遠藤武文「狙撃手のオリンピック」

こんにちは、曹源寺です。

先日、タブレットが壊れたので新しいやつに代えましたが、やはりガラケー+タブレットが最強だなあと改めて思いました。

ヨメと娘は庭のiPHONEですが2年縛りが解けるためにショップに行ったら犬に代えろとうるさいわけですよ。見積もりを取ると確かに安い。おまけに家の回線も犬の光にしたらもっと安くなると言うのです。
そんで、庭のサービスに電話してMNPの番号だかなんかを取得しようとしたら、電話で引き止めにかかってきました。これにはちょっとびっくりですよ。犬のお店で契約する寸前でしたから、何をいまさらと。
だったら、なんで最初から割安のプランを提示しないの?
2年経過したら割高になるように仕向けておいて、2年経ったら「安くしますから」とは一体なんでしょうね?
この2年縛りとかいうわけわからん制度、何とかしてや。みんな庭→犬→庭→犬ってやっているんですかね。茸の立場も考えて(ry

あ、それとちょっと衝撃的だったのが、娘は電話もメールもほとんど使っていなくて、友達とのコミュニケーションはほとんどLINEとFacebookとツイッターでした。
しかも、月々5ギガのプランだったのですが、たまに5ギガを超える月があるそうで。おまえ、どんだけ動画観てんの?
これだったら、WiFiルーター買ってタブレットかSIMフリーのスマホでいいんじゃね?と思いましたが、果たして電話そのものを持たないとなると、社会人になったときに何か言われそうですね。


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内容(光文社HPより)
長野オリンピックから18年。今こそ語ろう。あの開会式で何があったのか。
ライフル射撃のオリンピック特別訓練員としてモスクワ五輪をめざしていた長野県警所属の神稲貴之。テルアビブ空港乱射事件の被疑者として逮捕され、釈放後、地元の自動車整備工場に勤め、逼塞した生活を送っている荻窪克己。ふたりの運命は、戦後の混乱期の謎をめぐって、奇妙に交錯し始める──。
平和の象徴オリンピックが始まる日、昭和の闇のひとつが、清算されようとしていた。


曹源寺評価★★★★★
1980年のモスクワオリンピックボイコット事件からはじまり、1998年の長野冬季オリンピックまでの18年を2人の男の視点から描いたミステリです。
一人は長野県警の警察官、神稲貴之。射撃の腕前を買われてライフル射撃のオリンピック候補となるも、モスクワへのボイコットが決まり訓練員から銃器対策部隊へと異動する。
もう一人は学生時代の左翼活動から公安に目をつけられるようになった荻窪克己。公安の監視を常時受けつつも自動車整備工場でつつましく働く日々。それぞれの日常が交錯するようになり、ついに、、、
なんだか分かりやすそうで分かりにくい、でもよく読んでみると興味深い。そんなストーリーです。わかりにくさの一つは時代が少し前後してしまうところと、昭和のあの時代を知らない人にはハードルが高いのかなあと思わせる描写でしょうか。自分は作者と同年代に近いですから、1980年あたりも記憶に刻まれています。
神稲は元警察官の父を持ち、反発しつつもおなじ警察官の道を進んで特別訓練員となりますが、射撃時の偏頭痛が酷くなり、父親への反発もあって部署異動を願い出ます。
一方の荻窪は学生時代に左翼活動でイスラエルのテルアビブに行ってしまったり、過激なグループとのつながりもあって帰国後も公安の監視が付きまとっていました。
この二人の接点となる80年の出来事が、後の長野オリンピックで意外な結末として現れてくるというのが本書のキモであります。二つの異なるストーリーが交錯したとき、何かが、、、って結構ありがちなパターンですね。本書はその接点とか具体的事実とかが

結構あいまいに書かれていますので読み飛ばさないように

しないといけません。
まあ、時代を切り取ることの難しさは承知していますので、本書のような切り口はまた大いに勉強にもなります。そういえば、1960年の東京オリンピックを題材にした『オリンピックの身代金』という奥田英朗センセーの作品もありますが、あちらのほうがノスタルジックな描写が多いので合わせて読んでおきたいですね。





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posted by 曹源寺 at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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