ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2016年09月23日

書評745 誉田哲也「硝子の太陽Noir」

こんにちは、曹源寺です。

最近はヨーロッパ各国において移民問題(治安の悪化、失業率の増加、文化的衝突、など)が顕在化してきて、移民受け入れから真逆の動き(=移民拒絶)になりつつあります。
しかし、日本は逆にこれから移民を受け入れようとしているようで、本当に止めて欲しいです。
自分が移民受け入れ反対なのは、文化的衝突もさることながら、テロの危険増大が最大の理由です。人種差別とかではありません。いつも書いていますが、戦争よりもテロのほうがはるかに危険なのです。戦争にはルールがありますが、テロにルールはありません。テロはいつ発生するか分からないのです。日本をテロリストの温床にしてはいけないと思います。ただでさえ、スパイの温床なわけですから。

移民受け入れの背景には経済成長の鈍化と少子化がありますが、経済成長は人口が多少減少しても何とかなります。フランスやドイツが実際にそうですから。しかし、少子化は問題ですね。自分の職場には男女40名ほど在籍していますが、なんと、お子さんがいる家庭はこのうち8名だけです(!)非正規が7割ほどいるのでしょうがないといえばしょうがないのですが、アラフォー、アラフィフの未婚男性が7名、女性が6名もいます。結婚していなくても肩身の狭い思いをすることはありません。20年くらい前だと「お前、まだ結婚していないのか」と毎日のように責められました。それがパワハラとかセクハラではなくて当たり前の時代でした。今、そんなこと言おうものなら逆にパワハラだ!セクハラだ!訴えてやる!と言われること請け合いです。
それにしても、この非正規雇用の問題だけでなく、教育費の高騰、子育て環境の悪化、核家族の増加、東京一極集中、などなど、少子化につながる要因はかなり複雑に絡み合っているのでその解消は一筋縄ではいきそうにありません。どうしてこんな国になってしまったのでしょう。
やはり、「独身税」の導入と子育て環境の整備、最低賃金のアップあたりから手をつけていくしか方法がないのかもしれません。
少しずつでも前に進んでほしいものです。

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内容(中央公論新社HPより)
誰が、歌舞伎町セブンを売ったのか――? 特捜・姫川の訪問を受けた東警部補は、この国に仕掛けられた黒い罠を嗅ぎつける。〈ジウ〉サーガ×姫川玲子、二大人気シリーズが衝撃のコラボレーション!


曹源寺評価★★★★★
2016年5月に本書ともう一冊、「硝子の太陽Rouge」が同時発刊されました。本書は「ジウ」シリーズの系譜を継ぐもの、そしてもう一冊のほうが「姫川玲子」シリーズの系譜でありまして、同じような装丁になっています。本書の発行元が中央公論新社、「Rouge」のほうが光文社ですので、おなじような装丁で発刊されるというのはある意味奇蹟に近いですね。もちろん、読者としては大歓迎です。
ただ、この「ジウ」も「姫川玲子」も知らない御仁には本書の登場人物の半分も理解できないでしょうから、まずは「ストロベリーナイト」と「歌舞伎町セブン」の両方から読み直さないといけないでしょう。
この「N」の方は新宿署の東弘樹警部補と歌舞伎町セブンの「欠伸のリュウ」こと陣内陽一を中心に語られていきます。沖縄の基地移転問題と反対運動のなかに秘められた謎の取引や祖師谷一家殺害事件がうごめく中、セブンの一人であるフリーライター上岡が何者かにより殺害される。東警部補と陣内は共闘するのか。お互いが腹の探りあいをする緊張感溢れる間柄にしびれます。そしてセブン(一人欠けたけど)の必殺仕事人のような「仕事」っぷり。誉田センセーならではのグロ満載のシーン。どこまでもハードボイルドに突き進んでいく展開と、まだまだ続くぜジウシリーズ!と思わせるラスト。いくつかの謎を残していくあたりは

読者のことをよく考えているわ〜

と思います。
でも、こうした仕掛けをするからには、あまり間を空けないで欲しいものです。
5年くらい平気で待たせておいて、はい続編です!とばかりに出してくるセンセーもたまにいらっしゃいますので、お願いだからそういうのだけはご勘弁くださいまし。





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posted by 曹源寺 at 18:01| Comment(1) | TrackBack(0) | は行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめして、
私の会社で書評サイトをやっているのですが、そちらで書評を書いてみませんか?
よろしければ詳細を送りますので返信お待ちしています。
Posted by mimura at 2016年09月27日 11:52
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