ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2016年12月30日

書評770 柴田哲孝「Mの暗号」

こんにちは、曹源寺です。

今年の更新はこれが最後です。
来年もよろしくお願いいたします。

今年一年を振り返れば、あっという間に過ぎてしまったのはいつものことですが、
       iイ彡 _=三三三f           ヽ
        !イ 彡彡´_ -_=={    二三三ニニニニヽ
       fイ 彡彡ィ 彡イ/    ィ_‐- 、   ̄ ̄ ヽ     し  ま
       f彡イ彡彡ィ/     f _ ̄ ヾユ  fヱ‐ォ     て  る
       f/ミヽ======<|-'いシ lr=〈fラ/ !フ    い  で
       イイレ、´彡f        ヽ 二 _rソ  弋_ { .リ    な  成
       fノ /) 彡!               ィ     ノ ̄l      .い   長
       トヾ__ら 'イf     u    /_ヽ,,テtt,仏  !     :
       |l|ヽ ー  '/          rfイf〃イ川トリ /      .:
       r!lト、{'ー‐    ヽ      ´    ヾミ、  /       :
      / \ゞ    ヽ   ヽ               ヽ /
      ./    \    \   ヽ          /
   /〈     \                 ノ
-‐ ´ ヽ ヽ       \\     \        人
成長しなかったなあ、という感想しかありません。

来年はもうちょっと進歩したいです。具体的なことはこれから考えるとして。

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内容(祥伝社HPより)
戦中戦後に消えた莫大な資産。
遺(のこ)された暗号。
闇に蠢(うごめ)くのは、GHQ、日銀、日本金銀運営会、亜細亜(アジア)産業、そしてフリーメイソン――
30兆円の金塊。
『下山事件 最後の証言』で読書界の度肝(どぎも)を抜いた著者が放つ興奮の痛快ミステリー!!
解読せよ。真実はそこにある――
東京大学で特任教授を務める歴史作家・浅野迦羅守(あさのがらむ)を訪ねてきた美女・小笠原伊万里(おがさわらいまり)。何者かに殺害された彼女の父が、祖父から預かっていた謎の地図と暗号文を解読してほしいと言う。彼女の祖父が戦後史の闇に君臨した亜細亜(アジア)産業とGHQ、そしてフリーメイソンに繋(つな)がる人物だったことが判明した時、戦時中“金属類回収令”によって集められ、消えた膨大な金塊の存在が浮上した! 迦羅守は数学の天才“ギャンブラー”と元CIAのエージェント南部正宗(なんぶまさむね)の協力を得て、その行方を追うが……。

曹源寺評価★★★★
柴田センセーのノンフィクションとフィクションの混じった小説としては、「GEQ」や「下山事件 暗殺者たちの夏」などがあります。いわゆる謀略もの系の作品がこれに当たります。何と言っても「下山事件 最後の証言」がノンフィクションとしては圧倒的なインパクトを持っていますので、これに倣った作品は読者からしてみれば

「あぁ、これはノンフィクションとして書くにはあまりにもヤバすぎるからこうやって小説仕立てにしたのだろう」

と推察してしまうレベルで認識されてしまっているわけです。
本書は戦後の詐欺事件の舞台としてあまりにも有名である「M資金」について、今もどこかで眠り続けている埋蔵金を探り当てていくというミステリであります。
主人公の浅野迦羅守が暗号を解読していくさまはなかなかにスリルある展開ですが、解読するとそこからは一直線ですので話の展開もまたストレートであります。ここに殺人事件と警察(武蔵野署の舟木警部)が加わり、事件を追う者、追われる者、捜査する者という構図ができあがっていきますので、単純なストーリーではないというのがGOODです。
さらに、下山事件とか亜細亜産業とかライカビルといったセンセーお得意のジャンルも散りばめられていますので、ファンにはたまらない作品でしょう。逆に言うと、亜細亜産業って何?というレベルの方にはお勧めできませんが(そういう方は「下山事件 最後の証言」を読んでいただくしかないでしょう)。
それにしても、こんだけ面白いのに最後の方はやや辻褄あわせのようになってしまったのは残念です。何かを置き去りにしているようにも思います(あぁ、小笠原伊万里とアレックス・マエダのつながりが言及されていないねえ!)。そして、それ以上に(ネタバレ)

敵がショボい

というのは果たしてどうなんでしょうか。あれだけ不気味な前フリをしておいて、ラストではどうにも自業自得な姿。。。まあ、敵との戦いが本筋ではないのでいいんですけどね。
そして最後の最後に続編があるように示唆しておく、、、これもまたありがちですが、このテーマでやりますか!?まあ、それぞれのキャラクターが際立っているので続編出たら絶対に読みますけどね。

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posted by 曹源寺 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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