ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2017年03月17日

書評790 一橋文哉「世田谷一家殺人事件 15年目の新事実」

こんにちは、曹源寺です。

森友学園のニュースはかれこれ1か月以上も続いていますが、今のところ何一つ物証が出てこないで印象操作だけが進んでいる状況ですね。よくもまあこれだけズルズルと引き伸ばせるね〜と思います。
まあ、理事長がちょっとヤバイというのは良くわかりましたが。。。
せっかくですから、これを機会に教育界の闇の部分を引きずり出してほしいなあと思います。国有地の払い下げ問題は他の学校法人へのファクトチェックをぜひやっていただきたいです。政府ではなくて文科省あたりの「闇」が炙り出されるのではないかと期待してしまいます。

あとは、大学の医学部設置問題ですね。現在進行中なのは国際医療福祉大学で、2017年4月には成田キャンパスに医学部が開学します。受験倍率はなんと27倍!すごいですね。
でもなぜこの大学に決まったのか。同志社大学や東北福祉大学なども誘致を促していたようですが、なぜ歴史と実績のある大学が蹴られてこの大学になったのか。早稲田大学はどうなったのか(どうも鎌田総長が誘致活動を見送っているらしいですが)。(ちょっと違いますが)東京女子医科大学の財務状況はどうなっているのか。そもそもなぜ1979年の琉球大学以降、設置認可が下りなかったのか、などなど、いろいろと不明なことが多くて訳分かりません。
なぜ医学部の設置が見送られてきたのか、という疑問には、どうやら「医学部ができると現場の医師が教壇に立たなくてはならず、人手不足が加速するから」という言い訳が用意されてきたようです。
でもそれっておかしいですね。そんなこと言ってたら人手不足にますます拍車がかかるじゃないですかね。高齢化社会の到来を見据えていたはずなのに、多少の定員増があったにしても1979年から医学部がずーっと設置されてこなかったのってやっぱり変ですよね。

自分はこう思います。もっと門戸を広げる代わりに、国家試験の壁を厚くして医師に向いていない奴はどんどん落とすようなシステムにするべきであると。医師国家試験の合格率は90%、かたや司法試験は23%程度です。一人前の医師を育成するまでの投資は判事・検事・弁護士の比ではないと思いますが、投資をすれば誰でも医師になれるというのもちょっと違うと思いますし、医療従事者間の競争原理もある程度働かせたほうが健全な業界になると思います。
それに、今回の国際医療福祉大学の医学部も定員はたった100名です。100名程度の医学部設置で認可までにものすごい紆余曲折があるとしたら、それはそれですごい時間の無駄遣いのような気もします。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

内容(KADOKAWA HPより)
私は真犯人に会った!
2000年12月31日、世田谷区上祖師谷の四人一家が無残な状態で発見された。現場に多数の痕跡を残しながら捕まらなかった犯人。その犯人を追って著者が向かった先とは? 真犯人がついに本書で明らかになる。

曹源寺評価★★★★
一橋センセーのノンフィクションは徹底した現場主義による綿密な取材活動と、それに裏打ちされた迫力ある筆致、臨場感溢れるインタビューが売りです。読者としては本当に「これぞジャーナリズム」とうなってしまうこと請け合いの内容です。一橋センセーのみならず、清水潔センセーや溝口敦センセーなど、リアルなジャーナリズムを背負って日々活動されている「本物」の著作はどれもこれも頭が下がる思いです。
さて、本書は2000年12月に世田谷区上祖師谷で発生した一家4人の惨殺事件を丹念に追ったルポルタージュです。謎の多いこの事件は本書以外にも多くの作品が出回っていますが、実行犯と思しき男性へのインタビューのみならず、その主犯、さらに黒幕へと網を広げて切り込んでいるのは一橋センセーだけではないかと思います。
だからこそ、リアルでホラーな事実が浮かび上がっているわけで、本作なくしてこの事件は語らしむべからずでしょう。
詳細はお読みいただくとして、本書の主張のキモである「犯人は誰?」という点において位置はしセンセーはズバリ書き込みつつも、その本人の安否が不明というかちょっとモヤモヤして終わってしまうのがなんとも歯がゆいですわ。
本書で語られることのなかった断片はセンセー自らコラムなどで追記されているようですが、犯人は東京・武蔵野市内のマンションに潜伏していたとの情報もあったりして、

ガチで怖いんですが

ただでさえ武蔵野三鷹エリアは殺人事件が増えて困っているのに、リアル殺人鬼が潜伏していたなんてみんな知ったら大変ですわこれ。
こんなやつ、何でもいいからとっとと別件で逮捕して指紋とDNAの鑑定して捕まえてくださいまし。というか、なんで野放しなの?本当に死んでないの?誰か教えてクレメンス。





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

いつもご覧いただき、ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。。
banner2[1].gif
posted by 曹源寺 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
最近の記事
カテゴリ
過去ログ
検索
 
最近のコメント
書評802 呉勝浩「白い衝動」 by 本が好き!運営担当 (05/17)
書評785 東野圭吾「人魚の眠る家」 by 藍色 (04/05)
書評754 佐藤弘幸「税金亡命」 by 曹源寺 (02/01)
書評777 垣根涼介「室町無頼」 by 本が好き!運営担当 (02/01)
書評754 佐藤弘幸「税金亡命」 by 佐藤弘幸 (11/17)
タグクラウド
<< 2017年08月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
リンク集