ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

カテゴリー:その他

2008年03月09日

書評92 「決断―警察小説競作―」

眠い。。。
金曜日の夜に12時までテニスやって、土曜日の夜も18時から23時までテニスやって、また今日の朝も7時半から12時までテニスやって。
って、どんなプロですか?家に帰ってきたら誰もいなくて少し休めるかと思ったら、今帰ってきたので結局昼寝出来ず。ヤバイなあ。


内容(新潮社HPより)
伝わるか、刑事たちの熱い誇りが。人気作家六人の競作。すべて単行本未収録。
偽ドル札を掴まされた男と強面刑事の騙し合い(「昔なじみ」)。新任の駐在が嗅ぎつけた危険な匂い(「逸脱」)。秘密を背負った警官が知る寂しい犯罪者(「大根の花」)。イカれた奴らとパトカーの追跡劇(「闇を駆け抜けろ」)。自白の裏側に迫る孤独な刑事(「ストックホルムの埋み火」)。誤認逮捕の悪夢に苛まれるベテラン刑事(「暗箱」)。組織と個人の間で揺れながら真実を追い続ける警察官の凄みを描く全六篇。







曹源寺評価★★★★
警察小説の短編を6作品収めた文庫本です。いずれ名だたる大御所先生のオンパレードということでワクワクして読みました。さすがにハズレのない秀作ぞろいで楽しめました。
作家先生とタイトルは以下のとおり
昔なじみ 逢坂剛
逸脱  佐々木譲
大根の花 柴田よしき
闇を駆け抜けろ 戸梶圭太
ストックホルムの埋み火 貫井徳郎
暗箱 横山秀夫
どれが一番良かったかと聞かれると困りますが、貫井氏の作品は結構読ませてくれました。彼一流のレトリックの効いた仕掛けが短編でも味わえましたよ。
「昔なじみ」は逢坂氏の「相棒に手を出すな」に収録、「逸脱」は「制服捜査」の最初に登場する作品ですので、いずれも未読の人には取っ掛かりとしてよいかもしれません。
まあ、この手の本は出張に行くサラリーマンが暇つぶしにキヨスクで買い求める類の本だと思っていましたので、今まであまり手に取ったことがなかったのですが、なんだか好きな作家の好きな部分が凝縮されているような感じがしましたので、これからは見方を改めなければと思う次第。
姉妹品の「鼓動」もありますが、そちらは未読につきまた今度。










ランキングもがんばります!
投票いただけるとうれしいです。

banner2[1].gif


posted by 曹源寺 at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月29日

書評21 「小説こちら葛飾区亀有公園前派出所」

内容(集英社HPより)
超人気作家7人が『こち亀』を小説化!!
『新宿鮫』の鮫島&晶が浅草初詣で両さんと遭遇。『池袋ウエストゲートパーク』のマコトは両さんと一緒に結婚詐欺師退治。大原部長と悪ガキ両さんの知られざる出会いなど、両津勘吉大活躍の短編が7本!
第一話 幼馴染み 大沢在昌
第二話 池袋⇔亀有エクスプレス 石田依良
第三話 キング・タイガー 今野敏
第四話 一杯の賭け蕎麦―花咲慎一郎、両津勘吉に遭遇す― 柴田よしき
第五話 ぬらりひょんの褌 京極夏彦
第六話 決闘、二対三!の巻 逢坂剛
最終話 目指せ乱歩賞! 東野圭吾

曹源寺評価★★★★
そうそうたる顔ぶれで両津勘吉が読めるとあって、速攻で書店に走りました。週刊プレイボーイで連載しているというのはなんとなく知っていましたが、こういうのは単行本で読んだほうがいいですね。わずか2時間で読了です、期待を裏切ることなく、十二分に楽しめました。7人の作家先生はどれも好きですが、それぞれの持つキャラクターも登場するため、二重に面白いわけです。
7話収録されていますが、どれが一番良かったかというと、私は今野敏氏の「キング・タイガー」を推します。退職した警察官がプラモデルにはまるという設定で、両さんとニアミスを繰り返しますので、両さん本人はなかなか登場してこないのですが、あの天才的なプラモ作品を見て少しでも彼の作品に近づこうとする主人公にいとおしさを感じてしまうと同時に、両さんの存在がどんどん神格化していく様がとてもおかしくて笑ってしまいます。でも最後はちょっとジーンとするようなところもすばらしい!
そしてもうひとつ、「ぬらりひょんの褌」、これも面白かったです。この話の主人公は大原巡査部長の若かりし頃という設定ですが、ここには両さんは直接は出てきません。出てこないのにあの両さんの姿が髣髴と浮かび上がるのが、京極氏ならではの筆致で描かれていて、すばらしい出来栄えです。
こういうのはどんどんやって欲しいですね。漫画とのコラボじゃなくていいですから、宮部みゆき先生の前畑滋子(模倣犯と楽園に登場)と大沢在昌氏の鮫島警部(言わずと知れた新宿鮫)が一緒に出てくるとか。いや、全然シチュエーションは思い浮かびません。テキトーに言ってしまいました。スミマセン。


posted by 曹源寺 at 17:06| Comment(0) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
最近の記事
カテゴリ
過去ログ
検索
 
最近のコメント
書評802 呉勝浩「白い衝動」 by 本が好き!運営担当 (05/17)
書評785 東野圭吾「人魚の眠る家」 by 藍色 (04/05)
書評754 佐藤弘幸「税金亡命」 by 曹源寺 (02/01)
書評777 垣根涼介「室町無頼」 by 本が好き!運営担当 (02/01)
書評754 佐藤弘幸「税金亡命」 by 佐藤弘幸 (11/17)
タグクラウド
<< 2017年12月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
リンク集