最近は自分の悪い癖がある程度分かるようになってきたので、プレー中にその悪癖を修正することができるようになりました。しかーし、修正すると今度は別の悪癖が出るんですわ。もうホントに難しいわ。止まっているボールを打つほうが難しいなんて、普通はありえんなあ。
書評203 佐々木譲「廃墟に乞う」
内容(文藝春秋HPより)
北海道警察捜査一課仙道孝司――現在、休職中
道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、ある事件をきっかけに療養中の身。やっと回復してきた仙道に、次々とやっかいな相談事が舞い込む
『警官の血』『笑う警官』(今秋映画公開)など、話題作を次々と発表している佐々木譲さん。待望の新「警察小説」、『廃墟に乞う』が小社から刊行されます。主人公は、北海道警察捜査一課捜査員・仙道孝司。「ある事件」をきっかけに自宅療養をしている仙道は、休職中という自由な立場を生かして、持ち込まれた事件の捜査をします。警察手帳も持たず、拳銃も持てない仙道がどのような捜査をするのか? ニセコ、夕張などを舞台に、北海道が抱える社会的問題を鋭く描く第一級のエンターテインメントです。
曹源寺評価★★★★★
いまや警察小説の旗手となってしまった佐々木譲先生ですが、彼の描く警察官は今野敏先生や横山秀夫先生とも異なり、地味だけれども真っ当な、派手さはなく無骨で、正義感に溢れている人物というところに共感を覚えます。恐らく、佐々木先生は北海道警察の実態をあの裏金問題からつぶさに観察してこられたのだと思いますが、その過程において、ほとんどの警察官が真面目で正義感たくましく、悪を許さない気概に燃えている人達だったのではないでしょうかと想像します。現場の警察官を尊敬しなければ描けない、そんな主人公を作り上げていて、これが読む人をグッと惹き付けているのだと思います。
本書の主人公である仙道孝司もその一人です。標題の「廃墟に乞う」はある意味虚しさ溢れる内容ですが、休職中の警察官が働かせる推理にストーリーテラーとしてのうまさを感じずにはいられません。やっぱり氏の作品は良いですね。本書もまた、彼の多くの作品群に新たな一滴を垂らしたと言えましょう。
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