ミステリ読みまくり日記 〜書評(ネタバレあり)

通勤時間に読む、日本のミステリとその他小説をとりあえず書き留める
 

2021年09月17日

書評1177 相沢沙呼「invert城塚翡翠倒叙集」(2021/9/17)

こんにちは、曹源寺です。

本日から自民党総裁選挙が始まります。まあこれは党員と議員の投票によるものですから、次期首相の選挙とは言え、高みの見物になりましょう。
このあとの衆議院議員選挙はきちんと投票に向かいたいと思います。
繰り返しになりますが、民主主義とはだれが一番マシなのかを選ぶ投票活動によって支えられています。すべての政策や公約が自分の意見と合致する候補なんていませんし、そうでなければ投票しないというのはおかしな話なわけでして、多少の我慢や妥協はしなければいけません。
個人的には、国防や外交、経済政策を重視していきたいと思います。
だれか、金融収益税ではなくて独身税みたいなものを作ってくれませんかね。独身税じゃなくてもいいです。ワンルーム課税なんてどうでしょう。ワンルームマンションは投資の対象として人気ですが、こいつの収益が高いおかげで新婚さん向けの2DKとか2LDKの家賃がクソ高いんですよ。わが町のワンルームは8万円とかざらにありますが、カップル向けは一気に15万円とかですよ。30歳の新婚さんでダブルインカムなら良いですが、奥さん妊娠中で休職していますなんて夫婦だとこの家賃では厳しくなりそうです。ワンルームの大家に課税して投資物件としての魅力を半減させるくらいしないと、これからもどんどんワンルームばっかり建設されてしまいそうです。

話は変わりますが、地元の首長選挙もありますので、こちらもしっかりと投票したいと思います。国会議員選挙よりも市議会議員選挙や市長選挙などのほうが投票率が低いというデータがありますが、もっと関心を持っていただきたいものです。やはり、自分の生活に直結するのは地元の議員活動ですよ。道路や信号、公園といったインフラ関連の整備とか、福祉や公共サービスの支出とか、いろいろやってほしいものはだいたいが地元の自治体マターですからね。

自分の住んでいる都市の首長はなんだかへんなポスターを貼っているので気になっています。なんでこんなヤツとのコラボでポスター作っているの?と首をかしげたくなります。
市議会議員選挙の候補では、前回無所属で挑戦した50歳前後の方がかなりまともな政策を訴えていたのですが、あえなく落選しました。今回は既存政党からの出馬となるようでして、頑張ってほしいものです。

内容(講談社HPより)
★第20回本格ミステリ大賞受賞
★このミステリーがすごい! 1位
★本格ミステリ・ベスト10 1位
★SRの会ミステリーベスト10 1位
★2019年ベストブック
さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補
あまりの衝撃的結末に続編執筆不可能と言われた、5冠獲得ミステリ『medium 霊媒探偵城塚翡翠』待望の続編!
すべてが、反転。
あなたは探偵の推理を推理することができますか?
綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。アリバイは鉄壁、計画は完璧、事件は事故として処理される……はずだった。
だが、犯人たちのもとに、死者の声を聴く美女、城塚翡翠が現れる。大丈夫。霊能力なんかで自分が捕まるはずなんてない。ところが……。
ITエンジニア、小学校教師、そして人を殺すことを厭わない犯罪界のナポレオン。すべてを見通す翡翠の目から、彼らは逃れることができるのか?
ミステリランキング五冠を獲得した『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、待望の続編は犯人たちの視点で描かれる、傑作倒叙ミステリ中編集!

曹源寺評価★★★★
medium 霊媒探偵城塚翡翠」で2020年度の話題をかっさらった相沢センセーですが、まさかの続編登場ということで驚きました。
今回は倒叙ものというやつで、犯人が分かっているけど探偵がどうやって証拠をつかんでいくかという展開です。古畑任三郎みたいなものを想像していただければと思います。
中編3作が掲載されています。
陰キャのITエンジニアが雇い主の社長を殺害するが、完璧と思われた隠蔽工作を翡翠が見破る「運上の晴れ間」
小学校教師が元用務員を殺害、深夜の学校で発生した事故を殺人事件と断定した翡翠。わずかな証拠が決め手となった「泡沫の審判」
元警視庁刑事の探偵社社長は冷酷な殺人者。自殺に見せかけた殺人と断定した翡翠の追及にまったく動じない「犯罪界のナポレオン」に立ち向かう「信用ならない目撃者」
なるほど倒叙型の作品ならばより翡翠の推理力と犯人との駆け引きがクローズアップされるわけですから、読みごたえは十分です。特に「信用ならない目撃者」では犯人との駆け引きもそうですが、最後の(タイトル通りの)

ひっくり返しがとんでもないレベルでありました。

前作「medium」に引けを取らないレベルのどんでん返しに、相沢センセーのプロ意識を見たような気がします。
しかし、この城塚翡翠というキャラクターが自分はそれほど好きではありません。帰国子女、ハーフ系の美人ですが、霊感があるのかないのか良く分からない、ドジを踏んではてへぺろを繰り返す自意識過剰な側面もあり、そのくせどこからどこまでが天然の仕草なのかわからず、男にとっては扱いづらさ満点のキャラクターです。実在したら決してお近づきになりたいとは思わないですね。
この倒叙型のストーリーで作品が溜まったら間違いなく映像化されると思いますが、こんな女性を演じる女優さんが果たしているのか。ある意味、古畑任三郎よりもキャラが濃いですからね。

#invert
#城塚翡翠
#相沢沙呼
#倒叙型
#medium

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posted by 曹源寺 at 17:30| Comment(0) | あ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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